これはダンスか 「大野一雄」は終わらない
NPO法人ダンスアーカイヴ構想編
若山美術館発行 有限会社かんた発売 2019年
A5判 160ページ 日英併記
販売価格:1,980円(税込)(本体価格:1,900円)
若山美術館 (東京・銀座)にて開催された、生活者としての大野一雄に焦点をあてた展覧会「大野一雄展 日常の糧」(2018年 9月 28日〜12月 8日)の図録。大野一雄は、何より日常を大事にした。精力的に踊りを探求する中にあって、体育教師として長く勤め、定年退職後は同じ学校の営繕職としてボイラーや庭の手入れをし、サンタクロースとして近所の幼稚園を訪れ、熱心に教会に通っていた。その生き様を、未公開のスナップ写真を含めた200点のカラーとモノクロの写真、4通の私信、6人の近しい人々の証言で辿る。ヘミングウェイに宛てた手紙、ボブ藤崎氏が撮影したボイラー室で踊る大野一雄の連続写真など、未出版の貴重な資料も掲載。「大野一雄」の空気を伝える、パーソナルなアルバムを見ているような一冊。
<目次より>
幼稚園/稽古場/老人と海/イエスの招き/100歳/衣装/アントニア・メルセ/ボイラー室/聖劇/ラ・アルヘンチーナ頌/体育教員/モダンダンス/戦争体験/死海/家族/花、草、動物
―大野一雄を語る:三戸部恵美子・岩村加恵子(上星川幼稚園)、天野功(元捜真バプテスト教会牧師)、中島昭子(捜真学院学院長)、大野美加子(大野慶人長女)、大野悦子(大野慶人夫人)、ヨネヤマママコ(マイムアーティスト)
―大野一雄からの手紙:ヘミングウェイへ/ナンシーから/弟子・山口直永へ/戦線より
「大野一雄展 日常の糧」チラシ
100歳になるまで続けたサンタクロース
ヘミングウェイへの手紙
台所でも居間でも踊る
人気の体育教師だった
想いが叶い、初の海外ツアーでは教会でも踊った